数日後…



自宅に帰ると窓が少し開いている…



いつもはキッチリ閉まっているのに無用心だなぁ



僕は隙間から自宅に戻り自分の寝床へ…



すると！



僕専用座布団の上に太郎君が最後に採った花が置いてあった。



花は綺麗にしおりにされて大事に保管されていたみたいだ…



太郎君の香りが微かに残っている…



ママが僕の為に…



ありがとう！



ガチャン



あっ！帰宅してきた。



「ニャー（おかえりなさい）」



ママ「あっ！チビ太！パパ〜チビ太が帰ってきてるわ」



駐車場から走ってくるパパ！



パパ「チビ太〜」



チビ太「ニャー（パパ〜）」



パチン！



チビ太「ニャニャッ（イタッ）」



いきなりパパに叩かれた！


パパ「何やってたんだ？心配しただろ！毎日いつでも帰れるように窓を少し開けていたのに」



パパごめんなさい。



ママが泣いてる…



ママ「チビ太ゴメンね！私が八つ当たりするから家出しちゃったんだよね」



そんなんじゃないですよ！


僕も勘違いさせるような行動を取ってしまいごめんなさい。



ちゃんと伝えて行けば良かったんですよね！



まぁ言葉通じないけど…



この後ママから美味しい御飯をもらい！



いっぱい食べたので一眠りした。



数時間後…



目を覚ますと何か少し変だ？



なんか見た事がある光景だなぁ…



日付を見てみると太郎君が亡くなった日になっている！？



夢かぁ！？



はっ！



夢の中でも構わない！



今から花が合った場所に行けば太郎君を守れる！



せめて夢の中だけでも太郎君を助けて願いを叶えたい！



僕は急いで外に飛び出した！



ママ「コラー！チビ太！外に出たらダメですよ」



時間がない…



急げ…