富士山…



登っても登っても全然進んでないような気がする…



半端じゃない…



少し休憩する事にして景色を見た。



うわぁ〜



なんて美しい景色なんだろう。



東京で見るビルのネオンジャングルより素晴らしいじゃないか!



この素晴らしい景色をタマオさんと見たかったなぁ…



くよくよしても仕方ない!頑張るぞ!



そして数日後…



頂上付近まで来たものの吹雪でどうにも前に進めない…



くっ!



これじゃどうにも無理だ…


体力も限界に…



タマオさん…
パパ…
ママ…
太郎君…



僕はそのまま力尽きて寝てしまった。



すると目の前に太郎君が現れた!



太郎君?
わーい!
太郎君だあ!
抱っこして下さい!
ニャー!



太郎君の顔を見るとメチャクチャ怒ってる!



「チビ太!来ちゃダメだよ!まだコッチに来ちゃダメ!パパやママのそばに居てあげて!僕は大丈夫だから!チビ太には僕のやれなかった分を頑張って欲しいんだ」



太郎君〜



ん?



あれ?



なんで部屋の中なんだ?



横を見ると途中で会った登山家が居た。



「おっ!起きたな!ミルクを温めたから飲め!」



どうやら山中で力尽きていた僕を助け出しテントに入れてくれたみたいだ!



そして僕はそのまま登山家に甘えさせてもらいバックの中に入れてもらって頂上へ…



とうとう頂上に着いたぞ!



穴は何処だ?



おっ!あれかぁ…



僕は火口を少し下り猫が一匹ほど通れる穴に入った。



穴は真っ直ぐ伸びていて邪魔な物は一切ない…



すると奥の方から金色に光る部屋らしき場所が!



あの部屋に金色の猫じゃらしが!?