タマオ「チビ太…マズイかも」



チビ太「どうしたんですか?」



タマオ「右の方を見てみろ」



右を見てみると複数の光の玉が見える。



狼の目だ…



タマオ「とにかく気付かないフリして行くぞ」



チビ太「はい」



しかし!そんなに甘くは無かった。



ガルルルル



ガルルルル



タマオ「このままじゃヤラれる!一気に走るぞ」



僕達は一斉に走りだした。



それを見た狼達も走りだした。



途中僕が一匹の狼に捕まるがタマオさんが狼に目潰しを食らわし難を逃れた。



タマオ「このままじゃ二匹共食われちまう」



チビ太「何処かに隠れますか?」



タマオ「無理だ!狼は嗅覚が半端じゃないからスグに見つかる!とにかく樹木まで急ごう」



すると目的地の樹木が見えてきた。



樹木の手前には谷がある。


チビ太「なんだよこれ?ヤバイ」



タマオ「大丈夫だ!あそこに渡れる吊り橋みたいのがある」



僕達は急いで吊り橋に向かい渡りだしたが狼達に追い付かれ真後ろまで来た。



チビ太「もうダメだ」



タマオ「うお〜」



なんとタマオさんは逆戻りして狼達に突っ込んでいった。



怯んだ狼達は少し後ろに下がった!