段々会場が静まり返り歓声は完全に治まった。



タマオさんのあまりの迫力に観客全員が黙ってしまったのだ。



チビ太「もう良い!タマオさん!死んじまうよ」



タマオ「バカやろう…ここで負けたら地図が入らないし俺のプライドが許さねぇんだよ」



レン「仕方ない…とどめを差してやるから来い」



タマオ「うおぉぉぉぉ」



バカン!!



タマオの右ストレートがレンの顔面にクリーンヒットした!



しかしタマオさんにはレンを倒せる力は残っていなかった。



レン「残念だったな…」



ドン!



レンの猫キックを食らいタマオさんは倒れた。



レフェリー「勝者!今世紀最強の色男〜レン〜」



チビ太「タマオさん」



僕はすかさずタマオさんに近寄った!



すると応援してくれていたチャラ猫も駆け付けてくれた。



チビ太「死ぬな!タマオさん」



チャラ猫「オッサン…死んじまったのかよ」



レンが僕の近くに来て「死んじゃいない!最後は急所を外したから大丈夫だ」



タマオ「うっうぅ…」



チャラ猫「チビ太!オッサンの意識が戻ったぞ」



チビ太「良かったぁ」



タマオ「そうかぁ俺は負けちまったのか…悪いなチビ太」



チビ太「なにを言ってんですか!格好良かったですよ」



レン「お前等がどんな願いがあって必死になっているかは知らないが…俺も必ず叶えたい願いがあるんだ!悪く思うなよ」



チビ太「それはお互い様だから分かっている」



レン「じゃあな」



そしてレンは上層部に会い地図を手に入れて次の目的地へ…



僕達はこの先どうすれば…