レフェリー「東!アメショのライオン〜タマオ〜」



レフェリー「西!北国の殺し屋〜テツヤ〜」



そして戦いは始まった…



さすがはライオンと呼ばれた猫だけあってタマオさんは強い!



一回戦は圧勝!



二回戦の「最後の特攻隊〜セイジ」にも勝った。



三回戦は「狂った噛み切り屋〜ダイ」こいつは異名の通りで狂ったような攻撃をしてきたが勝利。



四回戦は「闇社会の喧嘩屋〜ゴリ」こいつは強かった…さすがのタマオさんもダメかと思ったが最後のボディーに入れた蹴りが決定打となり勝った。



チビ太「タマオさん!あと一匹だよ!頑張って下さい」



タマオ「はぁはぁ…やっぱりお前に任せれば良かったよ…老体には地獄だ」



チビ太「あと一匹だから大丈夫ですよ」



タマオ「簡単に言うなよ…」



決勝戦を前に控え室に居ると…



コンコン



あれ?



まだ試合までは時間あるんだけどな?



チビ太「はい?」



チャラ猫「ちわ〜っす」



タマオ「クソガキじゃねぇか」



チャラ猫「いや〜おれ感動しちゃったよ!オッサン頑張って!応援してるからさ」



タマオ「あぁ…ありがとな」



チャラ猫「これ栄養ドリンクだから飲んでね」



チャラ猫はわざわざお土産を持って来てくれてまた会場に戻っていった。



チビ太「良い奴じゃん」



タマオ「そうだな…口は悪いが少し目をつぶってやるか」



そして最後の戦いの時間やってきた…



タマオはボロボロな身体を無理やり奮い立たせゆっくりと会場に向かった…