手下「お前良かったな!普通なら噛み殺されるぞ!」



とりあえず何日間かお世話になる事にした。



手下とも仲良くなり猫世界の事を細かく聞いた。



野良猫の世界には縄張りがありマーキングを早めにした分だけ広がるみたいだ!



確かにシマがデカイ分、食料調達はしやすい…



この猫組(グループ)ではマタタビ(猫社会の覚醒剤)は御法度らしく厳しく取り締まっている。



人間がマタタビで猫を操る姿を何度も見てきたボスの意向らしい。



ある晩ボスと二人っきりで話す機会が訪れた…



ボス「チビ太〜わしも昔は沖縄で飼い猫として住んでてなぁ〜よう可愛がってもらってたんだ。」



ボス「それが東京に引っ越す事になり次の家がペット禁止だからって今まで可愛がってくれていたのに簡単に捨てられてよぉ〜」



ボス「別に恨んじゃいねぇが寂しいよなぁ〜」



ボス「人間は勝手だよ…」


ボス「だけど人間の勝手を知っているのにも関わらずチビ太は家族の為に穴を見つけるなんて最高じゃねぇか〜」



ボス「頑張ればニャンとかなるだな〜」



ニャンとかなる…



ボス…



なんかダサいが素敵な言葉だ…



ボス「この先は大変な旅路だろうけどニャンとかなるの精神で頑張れなぁ〜」