「どういう事ですか?」



「あれ?もしかして聞いてない?親父…今日の朝から1ヶ月間北海道に出張なんだよ。」



「へ?そんな事聞いてませんっ!大体母はその事知ってるんですか!?」



「うん。この事いったら、あやちゃんのお母さん…」


『あらー!出張なの?でも、あや1人で留守番させるわけにもいかないし…拓人君達と一緒の方がいいわよねっ!そうしましょ♪』



「って言ってたけど…。」


なんですとー?

ママのバカー!!



「あのっ!私やっぱり出ていきます!男の子とだけじゃ住めるわけありません!」



「男だけじゃねーよ?」



悠斗が言った。


「へ?どーゆー事?」



「お兄さんちゃーん♪  ……?誰よこの人。」



向こうから、私と同じ歳ぐらいの女の子が走ってきた。




…てか、この子さっきの子じゃない!!



「あのー?」



「ちょっとお兄ちゃん!このチビ誰よっ!」