それは突然の事だった。

 語り手、僕は《口頭劣等》の左右田 唯に連れられ《完成の村》という村の旅館、『雨唄』に行くことになった。

 そこは、行きたいと望めば誰もが行けて、来てほしいと望まれれば招待さえされる不思議な場所だった。

 黒い猟奇的犯行、有り得ない展開、犯人は一体何が目的なのか…っ!

 神のみぞ知る真実に挑む《言葉遣い》こと僕は、この『芸術』を理解できるのか!?

 詞游の第一弾が、今始まる…!