瞬くんとの出会いは、たいして運命的でも、ドラマチックでもなかった。
ふるい青春ドラマのように、廊下でぶつかって相手のことを知った。
そのときから、気になりだして。
そしたら、隣のクラスだったものだから、ビックリして。
風間 瞬(かざま しゅん)
その名前を知って。
一緒にいるとドキドキしたり、
もっと近づきたいと思ったり、
あぁ、これが恋なんだと思った。
(・・・何で瞬くんのこと思い出してんだ?)
ふと我にかえれば、一軒のお店の前にたっていた。
そのショウウィンドウには・・・。
「はなな!きめた!
あたし、これにする!!」