私と沙良が移動教室で3年生の前を通ると
わざと肩をぶつかってくる人や
通り際に調子乗ってんちゃうぞ
とか言ってくる人がいた。
多分この人たち圭に気があるんだ。
と思った。
それとあの沙良を乗せて来てくれた茶髪の人
葉山純-ハヤマ ジュン-
くんが教えてくれた。
「圭なぁ先生に本ッッ間にお前ら2人とは何の関係もないんか聞かれて全くない!!…って言い張っててんで♪あんな必死な圭初めて見たわ!!」
それを聞いた時私は涙が出そうになった。
圭──…??
ありがとね。
本当は私がかばわなあかんのに…
かばってくれて。
私はこの時気付いたんだ。
もう圭の事…────
スキなんだ。…って…