「あんま見んな!」
「えっ??…あぁごめんなさい」

私が謝ると圭は

「そんな堅くなんなって♪…さっ!!学校行くでぇー!!」

顔をくしゃくしゃにして笑い私の頭をポンポンと軽く叩いた。


「うん!!」


再び圭のチャリの荷台に乗り風を切って走り出した。



圭の背中…落ち着くんだ…。

広くておっきくて…
ずーっと抱きしめていたいくらい頼りになる背中。


そんな気持ちになってる私…
もしかして恋…なのかもしれない──。