それから先生がやって来たので
みんなしぶしぶ学校に行った。
「ゆっくり休んどけよ」
帰り際に龍が言った。
私は頷いた。
私の病室からは青い空が見えていて…そこから元気よく入道雲が顔を出していた。
この空の下にはたくさんの人がいる。
何かに喜んでいる人
何かに苦しんでいる人
何かに怯えている人
何かを待っている人
たくさんの人が毎日を暮らしている。
そう思うと私がスゴく小さく見える…──
私はもう一度目をつぶりゆっくりと深い眠りに落ちた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…