ボコッ…


私の手を掴んでいた男は一瞬にして倒れ込んだ。


「ったぁ…何やお前!!!!ガキのくせに生意気やの!!」



逃げ場のない男たちに対し助けてくれた人は余裕でやっつけていた。



乱闘している間助けてくれた人の顔を見ようとしたけど男に被ったりして全然見えなかった。




けど…あの声は毎日聞いていたから



…忘れるはずないんだ。



ねぇ…?

貴方は…
私の命の恩人は…












龍なんやろ…──?