翌日…──



「おかん!!!!何で起こしてくれんかったん!?」


そう叫びながら階段を駆け下りてきたのは羽美だった。


「いやぁ〜5回くらい呼んでんけど…あんた、ガー寝てるから放っといた」

時刻は8:30──


今からダッシュで行っても学校には間に合いそうにない。



そう思ったけど速攻で準備した。

結局何やかんやで家を出たのは9:00だった…。



半泣きになりながらトボトボ学校へ向かっていると、


「なぁ彼女ッ♪良かったら今から俺らと遊ばへん?」


とナンパみたいなのが後ろからやってきた。


関わらない方がいいと思い走って行こうとしたら───


ガッッッ


手首を思いっ切り掴まれた。