「何の話してんの〜??」


コイツもまた幼なじみの
小山龍-コヤマ リュウ-。
と大木星弥-オオキ セイヤ-。

だった──。



羽美と沙良と龍と星弥はみんな幼なじみ。

小さい頃から共に歩んで来た大切な…大切な友達だ。


「恋バナやんなぁ!!羽美♪」
「そうそう♪女の必需品」


星弥は俺も混ぜろやぁ
と言ったけど龍だけは笑いもせず
ただ窓の外だけを見ていた。



「龍?!何でそんなテンション低いん!!」

沙良と星弥が盛り上がってる中
私は龍に聞いた。


「お前さ…恋してんの??」
「してる…かなぁ♪龍は?」



しばらくの沈黙の後
龍は言った。











「俺…お前がスキやわ」