「お前、華?華か?」

は・・・華?

「覚えてくれてたんだ。よっかたぁ~♪」
「1年ぶりか。」
「そうそう、あ、ゴメンね、デート中だった?」
「あ、大丈夫、大丈夫。な、優衣。」
「もーお!そんなこというから嫌われるのよ。
 あたしの時もそうだったし。」
「は・・・はあ・・・?」

もしかして、この人元カノ?
いや、もしかじゃなく絶対元カノ。

お願い、健斗喋らないでっ。
健斗は、今あたしの物でしょ?
そんな人と喋らないで!!!!

「でさ~・・・・・。」

あたしのことは、どうでもいい訳?


「俺もさあ~・・・・・。」

・・・・・・そうなんだ。
健斗は、元カノの方がいいんだ。