手首を掴まれて急に走り出した。 人気のないところで立ち止まった。 「竜斗…」 涙目だ… 「好きです!先輩としてじゃなくて…だから……」 「…これ…―」 あたしはネームプレートを渡した。 あたしはいつから竜斗が好きだったのかな?