雑誌を読んでいた俺の手が
自然に止まった。



「デビュー曲…?」



恐る恐る聞くと社長は
満面の笑みで頷いた。



デビューした俺らだけど
実はまだ、雑誌のモデルを
やっているだけだった。



「これがその曲よ!!!!しっかり覚えてね?」



社長は紙を俺と雫に渡した。


確かに楽譜だ……。



「BlackCat…。俺と雫の曲……?」