そして現在。
 
 
 
『BlackCat』として
活躍中の俺と雫。



名前が可愛いとか、よく
ファンレターに書いてあるけど
名前考えたの俺らじゃねーし。
母さん…社長に言えって。



「雫ー!王李ー!」


「母さん…?」



事務所の楽屋にいた俺と雫。
母さん…じゃなくて
社長が上機嫌で入って来た。



「どうしたの母さん?」



雫が聞くと待ってました
かのように喋りはじめた。



「デビュー曲が決ったのよ!!」


「えっ……」