───ドドドドドッ


来たっ!!


ガラッ


「おい!馬鹿女っ!
生徒会の仕事だ。来い!」


青葉高校の大魔王。


「は、はいっ!」


もの凄い形相で、私の襟元を掴み引きずる日向。
そして引きずられている私。


私達、一応カップルです。


「あんた達付き合ってんの?」

なんて言葉は何回聞いた事やら。
確かにあの体育祭の日から、
1週間程経っているのに
まだ手を繋いで帰った事もありません……。