「ん………。知ってる」 気付くのが遅くなっちゃってごめんね? 私、自分のほんとの気持ちを無視してきたんだ。 "有り得ない"って。 「この間、頬っぺた叩いちゃってごめんね。日向……」 ずっと謝りたかった。 「許してやる……。 多分俺…これから───」 「へ?」 「何でもねぇー…」 気になったけど、真っ赤な日向の顔が可愛くて、聞いてる暇なんて無かった。 大好きだよ。日向……───