生徒会室に入った時、ようやく気づいたみたいだ。
真っ青な顔しやがって。

「おい……」

「は、はいっ」



もう既に怯えている莉乃に向かって、容赦なく怒声を浴びせる。


「生徒会の仕事手伝えって言ってただろうがっ!
やる気あんのか。この馬鹿!」


ちょっと言い過ぎた…か?


「日向、そんな怒んなくていいだろ」