「テメェ、何呑気にオレンジ・オレなんか飲んでやがんだ」 もの凄く恐ろしい顔が、いきなり近付いてきた。 きっと他の子がこんなドアップかまされたら、間違いなく気絶しちゃうんじゃ……。 「だだだって…今お昼休みだし。今しか飲む時間な…─」 「………来い」 言い終わらない内に、日向は私の襟元を掴んでズルズルと引きずってゆく。 今日何かあったっけ?