あたしの体は一瞬、宙を舞った。 落ちる!! 目の前に廊下が迫った。 あたしは、目をギュッと瞑った。 階段から落ちて、痛いハズのあたしの体。 でも、あたしの体はどこも痛くなかった。 誰かがあたしを抱き止めてくれたから シュウ? きっとシュウだ あたしは、顔をあげて抱き止めてくれた人の顔を見た。 「シュ…」