「未由?」


「…ごめんねっ」


あたしはそう言って、川原の芝生に座り、携帯を見た。



画面には

*七緒*の文字がでた。



何…七緒ぉ?なんだぁ?



ピッ…

すぐに電話にでる。



「七緒?」

『もー、未由ったら何処にいるの?』

「…翼といるよ!」


『つっ、ばさ?!』

「そー!明日からウチの高校に来るみたい!」



そう、翼がいるということも伝えた。




―でも…

『翼とは、関わっちゃダメだよ?!』


「…え………?」