「ん…!」

ピリッと痛みが走る

ティルが私の血を啜る音が聞こえる

だんだん体が痺れていくのがわかった

怖い…

一瞬そう感じた

でも…

ティルだもん

大丈夫…

そう確信していたんだ

でも…

意識が朦朧としてきた

意識を失いそうなとき、ティルは顔をあげた

赤黒く光っていた瞳は、パープル色に戻っていた