そして、休み時間になるたびに女子は私を囲い、ウィルのことをたくさん聞いてきた

私は、黙っていても女子の質問攻めはどんどん続いた

私はいい加減嫌気がさしてウィルを睨んでもウィルは、知らん顔をするばかり

『いやだなぁ…。那奈といたいのに…』

なんて思いながら、女子の大群のせいで私から離れている那奈を見た

だんだん苛々してくる

元々五月蝿いのは嫌いな私は、もう我慢の限界がきていた

バン!!!!!!

我慢の限界で、私は両手で机をおもいっきり叩いた

叩いた手が痛む

でも、気にしない

私が机を叩いたおかげで、いままで五月蝿かった女子は一気に静かになった