しばらく沈黙が続いた

そして…

「ティル、ウィルもヴァンパイヤの?」

私は、恐る恐る聞いた

「はい!ウィル クロード様もヴァンパイヤです」

そう言って私の首筋の傷口を指差した

「これが、証拠です。」

「証拠?」

私は、聞き返した

「はい!この傷口は、ウィル クロード様が吸血した跡です」

「吸血したって、私の血を飲んだってこと!?」

私は、大声を出して聞いた

「はい。ウィル クロード様が飲むんだから、よほど美味しかったんでしょう♪」

私は、軽々いうティルに苛立ちを感じたが、苛立ちよりショックの方が大きかった

「……っ……」

私は、なぜか涙が出た

泣きたくないのに、涙が止まらなかった

「わ~!!椿様どうしたんですか!?」

ティルは、オロオロと慌てていた

「…ごめっ」

私は、うまくしゃべれなかった

すると、ティルが抱き締めて頭を撫でてくれた