光が消えてから目を開けると、真っ黒い服にマントを羽織った男の人がいた

見た目は、20歳くらいの美形さんだった

目は、真っ赤な色をして、口には牙が生えていた

「どちら様」

私は、恐怖を忘れて聞いた

「私の名前は、ウィル」

「ウィル…さん」

すると、いきなり首筋に激痛が走った

「……っ…」

よく聞くと、なにかを啜る音がする

私は、確かめる前に意識を手放した

それが、ウィルとの出逢いだった