ウィルは、私と向かい合うように座った

ウィルの視線が私の視線が合う

それが恥ずかしくて、でも視線が逸らせなくて…

顔を真っ赤にしている私を見て、ウィルは微かに笑った

その笑った顔は、とても綺麗だった

ウィルの顔に見とれていると、ウィルは私の首筋の傷を優しく撫でた

「この傷は…誰にやられた」

ウィルは、真剣な顔で私に聞いてきた

「金色の長髪で、深紅色の瞳のウィルくらいの歳…」

そういうと、ウィルはとても怖い顔になった

いままでみたことない…

ウィルは、私の手を握りしめる

そして、真剣な顔をして金髪の人の話をし出した

ゆっくりと、分かりやすく…

その話は私達を苦しめることになった…

そして、辛い日々がくるなんて、思いもよらなかった

ウィルの話で私は血の気が引いた