目を覚ますと見慣れない一室のベッドの上に布団に包まれ、裸のあたし。


そして、隣には見知らぬ男が裸で気持ち良さそうに寝ている。


ここは…どこ?


そして、こいつは…誰?


昨日のレイコと飲みに行って、その後の記憶がない…

あたしはこの男とヤラかしてしまったの!?


マジで覚えてないよ~!


この男が起きる前に急いで着替え、部屋を出た。


そして、メモに…


〝忘れて〝と書いて。


××××××××××××××

「おはよ~、ノリ♪」


「おはよ…レイコ。」


更衣室で制服に着替えているとレイコの視線が痛いほど感じるのがわかった。


「な、何…レイコ?」


「あんた…そ、それは!キスマーク!?」


「えっ?え~!?う、うそ~!?」


ロッカーの鏡で確認してみると…


首筋にくっきりとキスマークが付いていた。


な、なんで一夜限りの相手にキスマークなんて付けるのよ!


もう最悪…


ショックの余り項垂れているとがポンと肩を叩かれた。


振り返るとレイコがニヤニヤしながら、〝昨日の話を聞かせろ″と言わんばかりの顔であたしを見ていた。

親友でもあるレイコに昨日の事の全てを打ち明けた。