!!!!!!!!!!!!!!


―ドキッ


その表情がめちゃめちゃかわいくて目が離せない。


なんだよ、磨けばキレイになるタイプじゃねーの?


こいつは、ぜってーイイ女になるよ!


そう思った時には女の手を掴み歩き出していた。


「あ、あの!どうしたんですか!?どこに行くんですか?」


「黙って俺にまかせてよ♪」


××××××××××××××


「…これが私ですか?」


「似合ってんじゃん!」


黒髪で地味だったヘアスタイルが明るい茶色のユルふわヘアになり、それがすげー似合ってる。


女は変わった自分の姿に呆気にとられているようだった。


「あ、あの…ありがとうございます。ヘアスタイルひとつでこんなに変わるなんて信じられません。」


店を出ると女は深々と頭を下け、顔を上げると笑顔を見せた。


―ドキッ


その笑顔がキラキラ輝いていて、俺だけのものにしてしまいたいって思ってしまった。


「あの、私…タマキって言います。あなたの名前は?」


「俺はケンゾウ。」


〝素敵な名前ですね″とまたにっこり笑顔を見せた。

「もしよかったら…また、アドバイスしていただけますか?」


「えっ?」


「ご、ごめんなさい!迷惑ですよね?」


タマキが真っ赤な顔をして何度も頭を下げている姿がかわいくて、俺の手で俺色に染めたくなってしまった。


「いいよ! ただし…」


「ただし?」


「俺の女になってくれるなら♪」


「えっ?えーーーーーー!?」


タマキ、俺色に染まれ!


*END*