「大丈夫でしたか」


やさしく問われる。


「翠っ!」


その声に顔を上げると。


「早瀬・・・」


涙の私を見られたくなかった。


「何、泣いているんだ。こっちへ、来い!」


普段の早瀬とは考えられないほど、強引だった。


「は、早瀬?」


連れて行かれたのは、公園。


告白されたところだ。