深紅の翼をオマエにやるよ
血に濡れて飛べない翼


あの瞳を思い出す度
溢れ出す想いがある
それはとても甘くて痛い

差し出して貫かれた
この掌(テノヒラ)と心の臓
それでもアイツに夢を見て
それでもアイツを求めてた

この声をオマエにやるよ
ひび割れて響きもしない
役立たず
それでもいいと笑うから
オレも仕方なく笑うんだ


あの唇を思い出す度
込みあがってくる感情がある
それはひどく甘美で怠惰

熱く熟れて溢れ出した
腐った欲と凶暴な獣
なのにアイツは冷めた瞳で
なのにアイツは唇を歪めた

この翼をオマエにやるよ
欲にまみれて息もできない
飛べたと感じた
それは幻で

深紅の翼をオマエにやるよ
血に濡れて飛べない翼
いつか本当の
蒼空(ソラ)を見つけるから





《Bloody Wings》
Lyrics by 莱
Music by 彰