優しくキミに触れたい
ゆっくりキミに近付きたい
けれどもボクは不器用で
いつもキミを傷つける
仮面に隠した本能は
ボクの想いと裏腹に
研いだ爪をキミに向ける
深くえぐったその傷が
深紅の血を流す時
ようやく気付くんだ
手遅れだってことに
静かに傷を癒やしたい
キミをしっかり抱き締めたい
それでもボクらは不器用で
癒えた傷をまた……
それでも進めばいいと思えたら
キミの心が血を流し続けても
ボクの牙が欠け落ちようとも
苦しみを
悲しみを
痛みを
ボタボタと垂れ流して
地面に染みを描きながら
いつか見えるだろう
眩い光に届くように
二人 手を繋いで
二人 傷痕を残して
《傷痕》
Lyrics by 莱
Music by 彰