優しく頬を撫でる風が
まるで君の掌のようで

思わず振り返った そこには
ただひたすらに
大空に向かって花開く
向日葵の花

君は行ってしまった
僕が追いつけない程
遥か海の向こう
鳥たちが渡る海の向こう

一緒に行きたかった
この背中に翼があったなら 今すぐにでも
君のもとまで


けれど僕の翼は
もがれてバラバラになった
真っ白な羽根は
朱に染まり
降り注ぐ雨に流された


僕は行けないから
二度と会うことは
許されないから
許されてはならないから

キミを傷付けた僕は
ただこの場所で
祈り続ける

自由に海を越える
渡り鳥を見ながら





《渡り鳥》
Lyrics by Koushi.O
Music by Koushi.O