「その時、私は決めたの。これからも彼を愛し続けようって。
恋をしないんじゃない。私はいつだって恋してるの。
彼以外、愛さないんじゃない。今でも、彼だけを愛してるの。
それはこれからも変わらない。ずっと。ずっと。」


どんな話もまともに聞いたことがない問題児たちまでもが、真剣な顔をして話を聞いていた。


それが何となく嬉しくて、私は自然と微笑んでいた。


「先生、カッコイイ。」


誰かがそう言ってくれた。


「私もそんな恋したい。」


他の誰かがそう言ってくれた。


あぁ、間違ってなかったんだ。


そう感じた瞬間だった。


彼を愛し続けて良かった。


そう思えた瞬間だった。