「ちぃ?決まった?」 私の顔を覗き込みながらシュンが言った。 「ん~。愛があればなんでもいいよ」 シュンの方を向いてニッコリ笑った。 「シュンは?何ほしい?」 「ん~。ちぃの手作りとか?」 「アハハハ…作ろっか♪」 「まじで?!やったね~♪」 「あっ!じゃぁさ、パパ残業でいつも遅いからウチ来ない??」 「行く、行く~」 今年のクリスマスはママがいない。 だけど私の側にはシュンがいる。