【最愛の娘、ちぃへ】



「これ…」





中には一枚の手紙が入っていた。




「なんで…シュンが…」




「仏壇で見つけたんだ。たぶんお父さんが置いたんじゃないかな…ちぃが気づくと思って…でも、ちぃ気づいてないようだったから…ごめんよ…勝手にこんなことして…」



「気づかなかった…シュン、ありがとう…」



「手紙…読みなよ…」




「うん…」





私は、涙をいっぱいに溜めて読んだ。