『おっはー。とも!!』
何事もなく話しかける優哉
私は全く口を聞かなくなっていた。

私と優哉はあの
2月14日をさかいに
今までのことを白紙にされた気分になった。

高校生になると私たちは別の高校に通うようになった
もう会うこののなくなった私たち

月日が過ぎるのは
本当にはやかった。

でも、そんな日々のなかでも優哉との思い出は深く忘れきれなかった。

明日、私の二十歳の誕生日
あの小学一年生。

十三年前の約束だ。

優哉はくるはずがない。

もうこないんだから、一人で明日タイムカプセルを掘りにいこう。と、きめた。