かえりぎわ
校門に
優哉が誰かと話している。
私は聞くつもりなんかなかったが、自分の噂は聞かなくても聞こえるとはほんとだ。

優哉は同級生のともだち
美羽と話ていた。

『優哉さ、友美と付き合ってんの??』
といわれ

『ありえねーし!!
あんなやつ相手するわけねーだろ!!』と優哉はいった
私の頭は真っ白になった。
いつからそんなふうに思ってたんだろう。

優哉も美羽も私が近くにいることには気づいていなかった。

美羽はそのあと
『じゃあ私と付き合ってよ』といい、

優哉は黙ってキスをした。