明け方、スロットを楽しんで部屋に戻ると冴子は起きていて…冷たく鋭い視線で俺を睨み 「どこ行ってたの」 と明らかにキレた目と声のトーンに俺は… ーーまたか… と内心思っていた。 「カジノに行ってた。」 と答えると後ろから部屋にあったプラスチックの灰皿が俺の背中目掛けて飛んで来る。 「イテッ」 「なんで痛いの自分が悪いんでしょ」 「ゴメン…」