僕はまずワインと薬を小さな箱の上に用意した。

薬はバルビツール鎮静睡眠薬を用意したんだ。
確実に苦しまない確実な死をせめて与えてあげたいからだ。
車はレンタカーを借りた。僕の名前だがそこは問題ない。父親に頼まれて借りた事にする。
後15分で約束の時間だ。僕は車の練炭に火をつけた。
最後に手紙をワインの下に置き駐車場横の木に隠れた。
そして家族を乗せた車がゆっくりと駐車場へ入って来た…。