「ユキちゃん、帰っちゃうの?
あーもうそんな時間かあ」
金髪店員クン残念そう。
「フジモトさん来たとこだったんだよ」
門限あるからね。
帰らないとなんだ。
「今度からもっと早い時間に来てって言っといてくださいね」
「泊り無理だモンねえ」
「だって、『女子高生』ですし」
わたしの言葉に
店員クンが笑った。
フジモトさん。
もう両手の指以上
会っている。
長いんだよ。
あのヒト。
話が。
えっちもね。
ねちっこいの。
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