ある出来事が起きたのは
5年生になってすぐ。
いつもより早く登校した
クラスの男子。
教室から物音がする─

男「早ぇーな。誰だろ・」



芝田美月─


見るとクラスの半数以上の
女子の机の中をあさっている。

男「・・・・。何─
  してんの?」

ハッ


芝田美月が振り向く。

美月「あっ。おはよっ!」
ニコニコとブリブリ笑顔を振りまく。