・・・。
『もーこれでいい?』
真帆「うちはいいよ!」
美月「えーうちこれやりたかったし。」
『は。んなんさっさと言えって』
真帆「もう遅い。」
美月「じゃあいい。」
(まじめうざー)







実はさ。
美月とは嫌な思い出があって・
キャンプの班決め。
女子全然決まらなくてさ、
別室で話し合いさせられて。
あたしは
『遠足だって我慢して美月となったのに!
なんでまたあたしが我慢しなきゃいけないの!!』

って爆発して。
そしたら楓に─・・・



パシッ




『痛っ。なんで叩かれないかんの!!』
見ると楓は涙目。
楓「みんな我慢してるんだよ!!
さやだけじゃないんだよ?!」

じゃあ楓は何我慢してんの─??

言ってやりたかった。
でもあたしは黙って泣いた。

わからない。


わかんないけど泣いた。




先生「決まりましたか─?」
なんてタイミングの悪い先生。

楓「あ、はい。」

先生「どうなりましたか?」



『あたしが芝田さんと班になります・』



嫌々言ってやった。
見ると美月も泣いてる。
そりゃそうだよね・
自分を班に入れたくなくてみんな
喧嘩してんだもん。

でも─
自業自得。
全部美月が悪い。


あんな事が─
あったから。