もう、高校生の時のようなドキドキも不安もないけれど。




その代わりに手に入れたのは、
こんなに素敵な気持ち。




これでいいんだよね?




あたし、間違った事してないよね?




ちゃんと、幸せに、なれるんだよね。




「っていうか、先に同棲しちゃわない?」




槙さんが、顔を少しピンク色に染めながら言った。




槙さんが顔を染める時は、
少し照れている時だけだ。




そんな槙さんもまた、新鮮。