体もガタガタと震えだす。


「いやだ……」


ウソでしょ?

あたしまだ何も言ってない。

蓮君に何も伝えてないんだよ……?


やだぁ……。


こんなのってないよ……。


あたしはさらに体を蓮君に近づけた。


蓮君の真っ赤に染まった体を揺する。


「蓮君っ! 蓮君っ!」


「あ、君、触っちゃダメだ」


誰かがあたしの手を止めようとする。


あたしはそれを払いのけた。





「いやあああああ」