「プッ……そんなことか」


ハチは吹き出して、クスクス笑ってる。


「大丈夫だって。日向が幼児体型でもオレ嫌いにならねーし。つか、それはそれでそそられるっつーか……」


ポカンッ

あたしはハチの頭をグーで殴った。


「失礼ねー。幼児体型なんかじゃないもん！」


「ごめんごめん。じゃ、そのナイスバディを見せろよ？」


「なっ……」


なんで命令口調なのよ！

挑発的なハチの態度に、顔も耳も真っ赤になる。


「あんたなんかに絶対見せない」


あたしは「イーダ」って感じで、しかめっ面になった。


「ハイハイ」


ハチは相変わらずクスクス笑ってる。


もう……ほんと人のことからかってばっかり。


ハチってわけわかんない。



その時、ふいに誰かの声がした。



「あれ？　八兵衛じゃん」





え？



はちべえ……？