そして宏のお葬式。
きれいな顔で眠って
いる宏。愛していました。
とっても。言葉にできない位
愛していました。



お葬式から帰ると無性に
吐き気がし食べ物の匂いが
気持ち悪くなって病院に
いったら…
「井上さん、妊娠5ヶ月です」
っとゆわれた。宏との
赤ちゃん。嬉しすぎて
言葉が出なかった…
「出産されますか?」

宏…私と宏の赤ちゃんだょ?
産んでもいぃょね?
私、これから先宏以外の人
と人生を歩むなんて
できない…。宏との
赤ちゃんと2人で、
あっ宏もいるから三人だね。

三人で人生を歩む。
そう決めて私は
「産みます。」

そぅいってまずお母さんに
言った。
「お母さん、私のお腹の中に
宏との赤ちゃんがいるの。
私産みたい、てか産む。」

「ダメよ…って本当は
言わなきゃいけないかも
しれないけど私は反対
しないわ。大切に育てなさい」

「ありがとう、お母さん。」

そしてその日の内に
宏のお母さんに言った。
宏のお母さんは
「私も協力するから。
頑張って産んでね」


そぅ言ってくれた。